特徴
- 毎日を楽しく過ごしていただくため、さまざまな治療療法を取り入れています。
- ストレスのかかる抑制を廃止し、自由の中にも安全を保っています。
- 終末期では家族と過ごしていただく時間を大切にし、穏やかに暮らしていただく援助をしています。
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認知症には、記憶障害や見当識障害、理解・判断力の低下といった「中核症状」と、 徘徊、昼夜逆転、幻覚やうつ、不潔行為といった「周辺症状」があります。 このうち「周辺症状」については、生活のリズムを生み出すことで改善し、 自宅や介護施設など社会に戻っていただくことも可能です。当病棟は、 家庭的な環境の中で患者様のペースに合わせて行動し、日常の生活サイクルを 取り戻していただく支援をしています。
家庭的な環境の中で患者様のペースに合わせた、 日常の生活サイクルを取り戻していただく支援をしています。
音楽は、リラクゼーションだけでなく脳の血流を活性化させる効果があります。 特に子どもの頃に歌った歌や若い頃に流行した曲などは効果が大きいとされています。
週3回行っています。適度な運動により血液が循環し、脳にも新鮮な血液がめぐります。 また、注意力が必要とされることから、良い刺激を与えてもくれます。習慣的に行うことにより、 生活リズムを形成し、徘徊や抑うつ傾向なども改善されることがあります。
花や土とふれあうことで、心が癒され、五感を刺激し、解放感、爽快感を得ることができます。
手芸、工芸などの趣味を活かした活動や餅つき、花見、運動会など季節を感じていただく行事も行っています。
手順を考えたり、準備をすることで、集中力の向上と計画性を高める効果があるとされています。
認知症治療病棟では全ての入院患者様に対して、1日240分(4時間)・週5日以上の生活機能回復訓練の実施が義務付けられています。
また当院では、重度認知症の入院患者様に対して、認知症リハビリテーションを実施しています。
入院患者の生活能力を活性化し、また潜在能力を発掘し、認知症の改善・進行の防止、身体能力の維持・向上を図るための訓練です。
アルツハイマー型認知症の方は、時間や場所の見当識が低下することにより、「今」がわかりにくくなることによる不安感の増大や、徘徊などの周辺症状つながる患者様が多くいらっしゃいます。
この訓練では、日付や時間、季節、場所の確認を一緒に行い、「今」を感じてもらうことで、周辺症状の軽減や見当識および記憶への賦活を行っていきます。
認知機能の低下や記憶障害などの症状を引き起こす認知症を患う患者様に行う専門的なリハビリテーションです。認知症は、患者様やご家族にとって大きな負担となることがありますが、認知症リハビリテーションは、患者様の認知機能や日常生活の能力を改善し、生活の質を向上させることを目的としています。当院では、患者様の状態に合わせた個別のリハビリテーションプランを作成し、専門的なスタッフが患者様をサポートします。
認知症リハビリテーションには、以下のようなものがあります。
認知刺激療法:五感を刺激するリハビリ法。聞くこと、見ること、触ること、匂いを嗅ぐこと、味わうことなど、様々な感覚を使って認知機能を活性化させます。
認知症リハビリテーションは、患者様の状態やニーズに合わせて行われるため、個別のプランが必要です。当院では、専門的なスタッフが患者様やご家族と協力して、最適なリハビリテーションプランを作成し、患者様の生活の質を向上させます。
院内にお参りする神様も祀っています。日課にされている患者様もいらっしゃいます。